歯とカラダの健康情報|仙台市 泉区の市名坂歯科医院

歯とカラダの健康情報

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認知症になりたくなければ、歯を守りましょう(3)

厚生労働省は、団塊の世代がみんな75歳以上になる2025年には65歳以上の5人に1人、約700万人が認知症になると試算しています。軽度の認知症を含めると、認知症の方が1000万人の時代の到来も時間の問題だと言われています。

35歳を過ぎると脳に認知症の原因物質が溜まる?

「認知症になりやすい人」と「なりにくい人」の境目はどこにあるのでしょうか?

「35歳」という年齢が、ひとつのターニングポイントだそうです。

35歳を過ぎたころから、脳には、認知症の原因物質が溜まりやすくなります。

このタイミングで、私たちがこれまで行ってきた「ある習慣」を変えなければ、認知症発症リスクが一気に高くなることが、様々な研究で明らかになってきました。

 近年では、将来なりたくない病気として、ガンや心臓疾患を押しのけて、認知症が1位になっているほどです。

 実際のところ、特に今の50代以上の方にとって、認知症はとても身近な病気になってきています。

「できるだけ認知症になりたくない」「脳を老化から守りたい」と強く思われている方も多くいらっしゃることでしょう。

ところで、先ほど述べた、35歳を過ぎたら脳のために変えなければいけない「ある習慣」とはなんでしょうか?

それが「歯のケア」なのです。そして、認知症の原因物質の発生源となるのが、口の病気である「歯周病」なのです。

2022年01月14日 17:17|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ、歯を守りましょう(2)

記憶力が落ちた。

人の名前が出てこない。

もの覚えが悪くなった。

「なんだか最近、脳が衰えてきた気がする・・・」

そんな状況に歯止めをかけて、改善する方法があります。

それが、「歯を守ること」です。

実は、「脳」と「歯」は、とても強く結びついています。

私たちは、生まれてから死ぬまで、口から栄養を摂取し続けます。

つまり、「生きる」とは、「食べる」こと。

歯を使って、咀嚼し続けることなのです。

けれど、歳をとり、歯が抜けて咬めなくなると、脳への刺激が減っていきます。

その結果、脳が老化していきます。

しかし、しっかりと歯をケアし、咬み続けるための歯を温存すれば、

いつまでも脳を刺激し続け、脳の血流を増やし、脳を活性化することができます。

咬み続けることができれば、いくつになっても、脳は生き生きとよみがえるのです。

つまり、

歯を守ることは、

脳を守ることなのです。

2021年12月20日 16:41|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ、歯を守りましょう(1)

2021年11月23日(祝)の河北新報に、「70歳自分の歯20本以上で認知症保険最大3割引」という記事が掲載されていました。

要約すると

○○生命は、自分の歯を一定数維持すれば保険料を割り引く認知症保険を開発したと発表した。自分の歯が少ないなると認知症のリスクが高まるとの研究結果に着目。

業界初の商品だと説明している。

具体的には、70歳時点で永久歯が20本以上残っていれば、以降の保険料を1~3割値引く。歯周病がアルツハイマー型認知症の原因になるとの研究も踏まえ、歯の健康維持を支援するウェブサービスも始める。

という内容の記事でした。

この機会に、この「歯とカラダの健康情報」では、私が以前に読んでいた認知症専門医の長谷川嘉哉先生が執筆された「脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!」の著書の中から皆さんが今日からでも活用できる内容を何回かにわたってご紹介していきたいと思います。

楽しみにしてください。

2021年12月08日 16:14|コメント(0)トラックバック

口腔状態悪化で認知機能低下の可能性

東北大学は令和3年4月16日、嚥下機能低下や歯の喪失など口腔状態の悪化がみられた人は、主観的な認知機能低下が発生する確率が高いことを明らかにしました。

この研究の結果により、口腔状態を健康に維持することは、主観的な認知機能低下を防ぎ、将来における認知症発症のリスクを減らしうる可能性が示唆されました。

研究の背景

認知症を発症している人は全世界で約5000万人いるとされ、その数は2050年までには1億5200万人まで増えると考えられています。認知症の前段階は、軽度認知障害(MCI)であり、老化と認知症やアルツハイマー病の間の状態とみなされます。そして、MCIの発症を防ぐことは、将来の認知症発症を防ぐ可能性があると考えられ、重要視されています。

近年、口腔状態の悪化が認知機能低下や認知症発症と関連することが多数の研究から明らかになっています。しかし、口腔状態の悪化や認知機能低下は長期的な経過をたどるため、ランダム化比較試験を行うことは困難でありました。そこで、この研究では、様々なバイアス(偏り)を除外する固定効果分析を用いて、口腔状態の悪化が主観的な認知機能低下の発症リスクを高めるのかについて調べました。

1万人超の高齢者を6年間追跡調査

研究は、2010年において主観的な認知機能低下がないと答えた、65歳以上の地域在住高齢者13594名を対象に行われました。「周りの人から物忘れがあると言われるか?」などといった問いに対して、認知機能の低下を示す回答をした高齢者を主観的な認知機能低下有りとみなしました。

それに加えて、「お茶や汁物でむせるか?」「硬いものが食べにくくなったか?」「口の渇きが気になるか?」などの質問を行い、嚥下機能や咀嚼機能の低下、口腔乾燥感の有無や歯の本数が、主観的な認知機能の低下と関連するかを検討しました。 調査では、年齢、持病の有無、飲酒、喫煙歴などの影響を除外しました。

認知機能低下のリスクが約3%~9%増加

質問紙調査による6年間の追跡調査の結果、参加した男性の26.6%、女性の24.9%において、主観的な認知機能の低下が認められました。

また嚥下機能、咀嚼機能、口腔乾燥、歯の喪失があった人のうち30%前後の男女において、主観的な認知機能の低下がみられました。

さらに、口腔状態の低下がある人は、そうでない人に比べておよそ10%多く認知機能低下がみられました。ただしこの値は年齢や既往歴などの影響を受けた可能性もあったため、関連する要因を考慮した解析を続けました。

その結果、嚥下機能が低下した人、咀嚼機能が低下した人、口腔乾燥感が現れた人、歯を失った人は、そうでない人に比べて認知機能低下の発生確率がおよそ3~9%高かったことが判明しました。

この研究により、将来の認知症発症リスクを高めうる、主観的な認知機能の低下は、口腔を健康に保つことで予防できる可能性が示唆されました。

出典

「口腔機能低下、歯の喪失がみられた高齢者で主観的認知機能低下のリスクが約3%~9%高い」―6年間の縦断調査よりー(東北大学プレリリース)

2021年07月20日 11:56|コメント(0)トラックバック

「歯科」からのメタボ対策

●「咬めない」状態は「メタボ」の入り口→歯科受診が必要

むし歯や歯周病が進行すると、食べ物を十分咀嚼できなくなります。

また、咀嚼機能が不十分だと、硬い食品を避けて、砂糖や油脂が豊富な軟らかい食品を好むようになり、ビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取不足を招きます。

「咬みにくいことがある」、「ほとんど咬めない」という方は、かかりつけの歯科医院を受診なさって下さい。

歯科医院では咀嚼機能を回復する治療が行われます。また、歯周病治療による糖尿病の重症化予防も期待されます。

●「早食い」は「メタボ」になりやすい→早食い習慣に咀嚼支援を

近年、早食いの人には肥満が多いことが明らかになってきました。また、早食いは肥満だけでなく糖尿病のリスクであることもわかってきました。このように、ゆっくりよく咬む習慣を身につけることで、メタボ改善効果が期待できます。

●「間食」と「喫煙」→「メタボ」と「歯科」の共通リスク

「間食」と「喫煙」は、前者は「むし歯」の、後者は「歯周病」のリスクでもあり、 共通のリスクと捉えた保健指導を行う必要があります。

2021年06月10日 10:45|コメント(0)トラックバック

息の吸い方でウィルス感染を減らそう!

新型コロナウイルスなどの感染で心配な方へ

ウィルスや細菌に感染しにくくなる方法をお伝えします

 

ウィルスは、電車やお店、エレベーターなど、どこにでもいる可能性があります。

しかし、空間に浮遊しているウィルスをすべて死滅することはできません。

自分でできて効果が期待できるのは「息の吸い方」です。

どうやって息を吸うかというと、口の中での呼吸を止めて、鼻での呼吸をすることです。

〈鼻呼吸のメリットとは?〉

鼻呼吸と口呼吸で何が違うのでしょうか?鼻呼吸には以下の効果があります。

 

 

(1) フィルター作用

鼻毛でホコリなどをカットして、一緒にくっついているウィルスをブロック します。鼻の粘膜から出る分泌液によって、ウィルスを絡め取ります。

(2) 加湿&加温作用

空気が鼻を通ると加湿されます。

喉の方に行く時には、温度も上昇して体温ぐらいになります。

ウィルスによっては、加湿と加温で生存する力が弱まります。

口呼吸だとこれらの効果が失われて、ウィルスに感染する確率が増えます。

 

 

    

ウィルスをできるだけ減らして、肺に空気を入れることが大切!

ぜひ鼻呼吸を意識しましょう!

2021年05月07日 12:46|コメント(0)トラックバック

コロナ禍の健康管理は口腔ケアが不可欠

日本で初めて新型コロナウイルス感染症患者が確認されてから1年が経過しました。

昨年4月から5月の1回目の緊急事態宣言を経て、昨年夏には一度感染者数が減少し、新型コロナウイルス感染症の流行は一息ついたかのようにみえました。

しかし多くの識者の指摘通り、例年インフルエンザが流行する冬場になり、政府のGoToキャンペーンなどにより再び感染者が急増し、大都市圏では2回目の緊急事態宣言が発令されました。

この1年間、新型コロナウイルスについて、その病態解明や症状に応じた治療法がほぼ確立されてきており、新型コロナワクチン接種も始まっています。

歯科領域で言えば、口腔ケアと新型コロナウイルス感染症の重症化予防の関係です。インフルエンザウィルスでは、すでに口腔ケアでその感染や重症化を防ぐことが明らかになっています。しかし、新型コロナウイルスは細胞内に入る鍵となる受容体(ACE2)が口腔、特に味覚を感じる味蕾に多く存在し、その感染力の強さから、口腔ケアだけでは感染を防ぐことはできないとされています。

新型コロナウイルス感染症は、細菌との混合感染や2次性細菌性肺炎によりサイトカインストームを引き起こし重症化することがわかっています。このサイトカインストームの引き金になっているのは、嫌気性グラム陰性桿菌であるP.gingivalisを代表とする歯周病菌の菌体成分であるLipopolysaccharide(以下LPS)と言われています。

エンドトキシン(内毒素)であるLPSが歯周病で傷ついた血管から血中に入りエンドトキシン血症になった場合に歯磨きをすることで血中エンドトキシン濃度が改善したという研究結果からも、歯周病の改善が、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクの軽減にとっては不可欠と言えます。  

口腔は身体の入り口であり、糖尿病をはじめ歯周病と全身疾患の関わりが解明されています。口腔の機能維持や口腔ケアのために定期的な歯科受診と毎日の歯磨きなどのセルフケアは、コロナ禍において感染患者の重症化予防という点で重要性がますます大きくなっていると言えます。

 

 

    

2021年03月09日 13:25|コメント(0)トラックバック

ウィルスと戦う免疫の正体とは

新型コロナウイルスなどの感染で心配な方へ

ウィルスや細菌に感染しにくくなる方法をお伝えします

〈免疫細胞はどこにいる?〉

免疫とは体内に侵入したウィルスや細菌と戦う防御システムのことをいいます。

そして実際にウィルスと戦うのが免疫細胞です。

ところでこの免疫細胞はどこにいるのでしょうか?

実は、7割が腸にいるのです。

つまり免疫を高めるには、より良い腸内環境にすることが大切なのです。

また免疫細胞は腸から血液にのって体内をめぐり、ウィルスなどの外敵から私たちを守ってくれるのです。

〈どうすれば腸内環境が良くなる?〉

人間の腸には1000種類以上、100兆個の細菌がいます。

この腸内細菌バランスが悪くなると免疫にも影響してきます。

では腸内環境を整えるにはどうしたらよいのでしょうか?

重要なポイントは、以下の4つです。

ウィルスに負けない身体作りの参考にして下さい。

 

 

(1) 発酵食品を摂取する(ヨーグルト、納豆など)
  発酵食品内の善玉菌を食事で取り込む

(2) 食物繊維を摂取する(野菜、海藻、キノコなど)
  食物繊維は善玉菌のエサとなり、善玉菌を増殖させる

(3) 適度な運動

(4) 無理のない範囲で適度な運動を心掛けましょう

 

 

    

ご自身の歯を長く残すことは、正しい食生活をするためにも大切です

良い腸内環境をつくって、免疫力を上げましょう!

2021年02月19日 10:26|コメント(0)トラックバック

感染対策をしていますのでご安心ください

市名坂歯科医院ではコロナウイルスを含め、各種ウィルスや細菌に対しての
感染対策を実施しています。

対策1

患者様ごとに新しいグローブを使用

対策2

エプロンなどは使い捨ての物を使用

対策3

治療の基本器具など滅菌処理してウィルスを死滅

これら以外にも各種の感染対策をしています。

医療機関ですので一般的な店や施設よりも高度な感染予防対策をしています。

どうぞご安心ください。

2021年01月25日 14:22|コメント(0)トラックバック

歯周病菌がウイルス感染に影響?

新型コロナウイルスの感染を心配されている人が多くいると思います。
ただ、今のところ新型コロナウイルスに特化した予防データはありません。
今回もインフルエンザウイルスでのデータを基にお伝えします。

〈歯周病菌でインフルエンザが拡大〉

実は、歯周病菌は体内にインフルエンザウイルスが入るのを手助けしているのです。 インフルエンザウイルスは体内に侵入するのに粘膜を破壊する必要があります。 そして粘膜を破壊する際に酵素を出します。歯周病菌は、この酵素を活性化させているのです。歯周病菌の助けを借りて侵入したウイルスは、増殖して症状を引き起こします。 研究データによると、インフルエンザだけの感染よりもインフルエンザ+歯周病菌の方が 感染が早くなることがわかっています。

〈歯磨きでは取れない汚れがある〉

歯周病菌は、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌の塊の中にいます。朝起きた時に歯がヌメヌメするのは細菌が増殖しているからです。当然、歯ブラシは重要なのですが歯ブラシだけだと汚れの60%しか取れません。つまり約40%の汚れが毎日毎日、お口の中に残っているのです。そこで必要なのが以下の2つです。

(1) フロスや歯間ブラシも使ってキレイにする

フロスや歯間ブラシを使うことで約80%の汚れ(歯垢)が取れます。

(2) 歯科医院で磨き残しや歯石を除去する

一般的に歯磨きだけでは汚れの取り残しが20~40%程度あります。

新型コロナウイルスは元より、風邪やインフルエンザなどにも
ならないことが大切ですね。こんな時だからこそ

いつも以上にお口をキレイに保って感染を予防しましょう。

2020年12月14日 11:15|コメント(0)トラックバック
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