歯とカラダの健康情報|仙台市 泉区の市名坂歯科医院

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認知症になりたくなければ歯を守りましょう(29)

脳の老化を防ぐ歯のケア方法・・・・・・その5

(2)歯磨きが1日2回の方〈レベル2〉→「歯周病ケア」をマスターしましょう(1)

・歯周病ケア→万病の元を磨き落とす!

1日に2回歯を磨く方は、習慣としての歯磨きが身に付いている方だと言えるでしょう。

小さい頃から、朝と就寝前にそれぞれ1回ずつ歯を磨くことが当たり前になっていて、そのときが来たら、無意識のうちに歯を磨いている・・・という感じではないでしょうか。

しかし、歯を磨くということがあまりにも無意識になりすぎていて、歯磨き本来の目的である「歯の汚れを落とす」ということを意識しないで、自動的にいつも決まったやり方で歯ブラシを動かしている方もいらっしゃるようです。

そうなると、よく歯ブラシが当たる場所と当たらない場所がだいたい決まってきます。

歯ブラシが当たらない場所のプラークの磨き残しが、やがて歯石となって、そこに歯周病菌やむし歯菌がどんどん溜まっていくのです。

「歯磨きだったら毎日1~2回もしているのに、なぜ歯周病になるんだろう」

そう感じている大半の方は、このように歯の汚れを落とすことを意識しないで、歯ブラシを動かしているために、プラークが落とせていません。

脳の老化を防ぐためには、プラークを落とすことを意識しながら歯を磨く習慣を身に付けるのが、何よりも大切です。

では、プラークをしっかり落とすためには、どうしたらよいのでしょうか?

歯磨きをするときに、ちょっとした小技を追加しましょう。

それは、左右の手をそれぞれ使って歯を磨くのです。

まず、利き手で歯ブラシを持ってすべての歯を磨きます。

その後に、もう片方の手に歯ブラシを持ち替えて、再度すべての歯を磨きます。

持つ手を変えることで、歯ブラシに異なる角度がつくため、片方の手だけを使って磨いていたときよりも、磨き残しが少なくなります。

現在、日本人の死因のトップ3は、「ガン」、「心疾患」、「肺炎」です。

毎日の歯磨きをほんの少し変えて、プラークの磨き残しを減らすように気を付けるだけで、

3大死因のうち、「心疾患」、「肺炎」の2つをはじめ、さまざまな病気を予防することが可能になるのですから、素晴らしいことだと思いませんか?

歯磨きを行うときに、もう少し意識していただきたいのが、「歯ブラシを当てる角度」です。

私たちが小さい頃に習った歯磨きというのは、「歯の面に対して、直角に歯ブラシを当てて磨く」というものだったと思います。

この方法はむし歯を予防するための磨き方であり、歯の根元の歯周ポケットに入り込んでいる歯周病菌を減らすためには、それに対応した磨き方をする必要があります。

それが、「斜め45度磨き」です。

やり方は簡単です。

歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に向けて、45度の角度で斜めに当てることを意識して磨きます。

たったこれだけのことで、歯周病菌をグッと減らすことができるのです。

ですから、歯ブラシを当てるときは、「斜め45度」を意識しながら磨く癖をつけてください。

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