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認知症になりたくなければ歯を守りましょう(13)

前号でトライしていただいた「脳寿命チェックリスト」。

あなたはいくつチェックがついたでしょう。

ひとつでもチェックがついた方は、口腔内状態の悪化による脳の老化が始まっている可能性があります。

なぜなら、歯が抜ける原因となる「歯周病」の兆しが、すでに見えているからです。

歯周病で歯が抜けると、咬むことで脳の血流をアップして、脳を元気に保つことが難しくなります。

そうすると、認知症が発症しやすくなるのです。

それだけではありません。

口腔内細菌の一種である歯周病菌が、さまざまな全身疾患を引き起こす原因になっていることもわかっています。

ここからは、口腔内の状態の悪化がもたらすさまざまな病気についてお話していきます。

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(1)・・・歯周病(その1)

・歯が抜け、そして認知症の原因となる歯周病

口腔内の状態の悪化がもたらす病気と言えば、代表的なのが「歯周病」です。

前号でお話した「脳寿命チェックリスト」は、「歯周病チェックリスト」でもあります。

・大人が歯を失う原因の第1位は、むし歯ではなく、歯周病です。

歯周病を予防するためには、まずは歯磨きでお口の中を清潔にして、歯周病菌を徹底的に減らす必要があります。

・歯周病は、歯周病菌の感染によって引き起こされる、口の中の炎症性疾患です。

歯磨きが不十分で、歯と歯ぐきの境目の清掃が行き届かない状態でいると、そこに食べカスや歯周病菌を始めとする細菌の塊が溜まって、歯ぐきの縁(ふち)が炎症を起こして、赤くなったり、腫れたり、出血したりします。

歯と歯ぐきの境目には、通常1~2mm程度の深さの溝があるのですが、歯ぐきの縁の炎症がひどくなると、この溝がどんどん深くなって、4mm以上の深さになると、「歯周ポケット」と呼ばれるようになります。

歯周ポケットが深くなればなるほど、そこに食べカスや細菌の塊が溜まりやすくなります。

その結果、歯ぐきの炎症がひどくなっていきます。

歯を磨いただけで出血するのは、炎症が悪化して歯ぐきがもろくなっているからなのです。

やがては歯を支える骨である歯槽骨が溶けていき、歯がグラグラと動くようになります。

そのままにしておくと、最終的には抜歯をしなければいけなくなるのです。

このように、歯のケアを正しく行わないと、歯周ポケットが深くなって、炎症がどんどんひどくなっていきます。

炎症を引き起こすのが、細菌の塊である「プラーク(歯垢)」なのです。

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