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認知症になりたくなければ歯を守りましょう(21)

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(7)・・・口臭

・歯周病患者さんの口臭は、物凄い⁈

初期段階では自覚症状に乏しい歯周病ですが、ある程度進行すると、いくつかの特徴が現れるようになります。

そのひとつが「口臭」です。

実際のところ「口臭」には、食べ物だったり、ホルモンの変化だったり、内臓疾患だったりとさまざまな原因がありますが、原因が歯周病によるものもあります。

歯周病を発症している人は、口から腐敗臭がすることがあります。

これは、「メチルメルカプタン」という原因物質が放つ臭いです。

口の中から、生臭いような、魚や野菜が腐ったような臭いがしていたら、歯周病を発症している可能性があります。

高齢者の口臭は、入れ歯のせいでも加齢臭でもなく、歯周病に原因がある場合があります。

口臭の原因が加齢臭だと思ってあきらめていた患者さんが、月に1回、歯科衛生士さんによるケアを受けるようになってから、口臭がすっかり無くなった例もあります。

このように、臭いの原因が加齢臭だと思っていたものも、実は口臭だったことも数多くあります。

2023年03月14日 14:55|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ歯を守りましょう(20)

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(6)・・・誤嚥性肺炎

・死亡原因の第3位である「肺炎」も口腔内細菌が原因⁈

今や日本人の死亡原因の第3位となった「肺炎」。

ちなみに、1位は「ガン」、2位は「心疾患」です。

厚生労働省が行った2010年度の人口動態統計によると、この肺炎による死亡者のうち96%が、65歳以上の高齢者でした。

そして、高齢者が発症する肺炎の約70%以上が、「誤嚥性肺炎」であると言われています。

実は歯周病は、誤嚥性肺炎の発症リスクを高めていることもわかっているのです。

本来は口から食道へ入るべきものが、誤って気管に入ってしまうことを「誤嚥」と言います。

誤嚥により、食べ物や唾液中の口腔内細菌が気道から肺に入った結果、肺が炎症を起こすことがあります。

これが「誤嚥性肺炎」です。

誤嚥の多くは、飲み込む力の低下によって起こります。

特に高齢者は、睡眠時など、知らないうちに唾液を誤飲していることが多く、その際に歯周病菌などの口腔内細菌が多いと、肺炎を起こしやすくなるのです。

実際に誤嚥性肺炎を起こした人から歯周病菌が多く見つかっているケースが多いため、今では歯周病菌が誤嚥性肺炎の重大な原因の一つと考えられています。

日本老年歯科医学会指導医である米山武義先生らの研究などから、高齢者に歯のケアを行い、歯周病菌などの口腔内細菌を減らすことで、誤嚥性肺炎の発症率が下がることが報告されています。

2023年02月24日 16:56|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ歯を守りましょう(19)

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(5)・・・心筋梗塞

・歯周病の炎症が、心臓の血管にも飛び火します

歯周病菌が原因で、心疾患にかかりやすくなることもわかっています。

いわゆる「心筋梗塞」が、その代表です。

心筋梗塞の主な原因は、心臓をとりまく冠動脈が動脈硬化を起こすことです。

動脈硬化を起こす一因は、歯周病菌の影響でつくられる炎症物質が心臓に流れ込むことにあります。

その結果、冠動脈が傷んでボロボロになってしまうのです。

日本歯科衛生士会によれば、歯周病患者さんは、心筋梗塞を含む心血管疾患の発症リスクが1.15~1.24倍も高まると言われています。

歯周病とは、言葉を換えると、慢性炎症疾患です。

口の中で慢性的に起きている炎症が、脳の血管に飛び火すれば脳血管疾患、心臓の血管に飛び火すれば心疾患の原因になります。

慢性炎症疾患である歯周病は、血管を通して、常に全身に炎症をまき散らしています。

このことが認知症や全身疾患のリスクを高めているのです。

また、歯周病患者さんは、感染性心内膜炎にもかかりやすくなります。

これは、血流に入った歯周病菌などの口腔内細菌が心臓の弁などにくっついて炎症を起こす感染症です。

公益財団法人8020推進財団によると、ラットの心疾患モデル実験では、プラークに含まれる細菌の一種であるレンサ球菌は、ほぼ100%の確率で心臓の内膜などに感染するそうです。

歯磨きなどのケアにより、歯周病菌やむし歯菌、レンサ球菌などを減らさなければ、かなりの高い確率で感染性心内膜炎を患うことになります。

2023年02月02日 12:18|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ歯を守りましょう(18)

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(4)・・・脳卒中

・要介護リスク第1位の「脳卒中」も歯周病がきっかけです

歯周病が引き起こす全身疾患には、「脳血管疾患(脳卒中)」もあります。

脳の血管が詰まったり、切れたりする病気です。

日本歯科大学の菊谷武先生らの報告によると、「脳卒中で入院した患者」、「それ以外の入院患者」、「健康な人」の3つのグループで歯周病検査を行ったところ、脳卒中で入院した患者さんの歯周ポケットが他の2グループよりも深く、歯周病がより重度だったとおっしゃっています。

つまり、歯周病が脳卒中リスクを高めていると考えられているわけです。

なぜ歯周病が脳卒中リスクを高めるのでしょう。

その理由は、やはり炎症物質である「サイトカイン」にあります。

歯周病菌が出す毒素の影響で、歯ぐき付近でサイトカインが作られます。

この炎症物質が血管に入り込んで血流に乗って全身を巡ると、全身の血管内のあちこちで炎症が起こります。

炎症がひどくなると、動脈の内壁が厚く硬くなって、血管が詰まりやすくなったり、切れやすくなったりします。

これがいわゆる「動脈硬化」です。

動脈硬化が進行して脳の血管がボロボロになると、脳卒中が起こりやすくなるのです。

ちなみに、脳の血管が詰まれば「脳梗塞」、脳の血管が破れて出血すると「脳出血」になります。

これらの脳卒中は、日本人の要介護状態を引き起こす原因の第1位となっています。

脳血管のトラブルから、顔面や手足の麻痺が引き起こされることもあるからです。

日本臨床歯周病学会によりますと、歯周病の人は、そうでない人とくらべて、2.8倍も脳梗塞になりやすいそうです。

歯周病を放置すると、それがきっかけとなって、要介護状態に陥る可能性もあるわけです。

2023年01月17日 12:13|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ歯を守りましょう(17)

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(3)・・・糖尿病

・歯周病菌が、糖尿病を引き起こす⁉

近年、歯周病がさまざまな全身疾患を引き起こすきっかけになっていることがわかっています。

例えば、「糖尿病」です。

糖尿病は、すい臓から分泌されるホルモンである「インスリン」の働きが阻害される病気です。

インスリンが正常に働かないと、血流中の栄養(ブドウ糖)を全身の細胞にうまく取り込めなくなります。

血流中のブドウ糖を「血糖」と言いますが、糖尿病になると、血液中のブドウ糖を処理しきれなくなって、血糖値が上がります。

血糖値が上がった状態が長く続くと、全身の血管に負荷がかかってボロボロになり、やがては網膜、腎臓、足の毛細血管、大動脈などに障害を引き起こします。

最悪の場合、失明したり、腎不全が起きて人工透析が必要になったり、足に潰瘍や壊疽が起こって切断が必要になることさえあります。

脳の血管がボロボロになると、血管性認知症の原因になる場合もあります。

進行すると非常に恐ろしい糖尿病ですが、これに歯周病が関連していることが明らかになっています。

歯周病菌が出す毒素の影響で作られる炎症物質である「サイトカイン」が血管を通して全身に放出されると、インスリンが効きにくくなって、糖尿病が発症・進行しやすくなるのです。

・歯周病患者は2倍、糖尿病になりやすい

この事実を裏付けるいくつかの調査報告があります。

アメリカ国民健康栄養調査(NHANES)によると、歯周病患者が糖尿病になる率は、歯周病でない人の約2倍とされています。

この調査によると、歯周病患者は、糖尿病と診断されるほどの高血糖ではなくても、平均血糖値が高い人が多いことも明らかになりました。

これは、今は糖尿病を発症していなくても、歯周病であれば、いわゆる「糖尿病予備軍」の可能性が高いということです。

また、東京医科歯科大学大学院総合研究科の和泉雄一教授の報告によると、歯周病にかかっている糖尿病患者に対して、歯科医師が歯石除去と歯のブラッシング指導を行ったところ、平均血糖値が低下したとおっしゃっています。

つまり、歯周病の原因となる歯石やプラークを落とすと、糖尿病リスクが下がることがわかったのです。

歯周病と糖尿病の関連性は、医療界に徐々に浸透しはじめています。

近年では、医科と歯科が連携して患者さんの治療にあたる「医科歯科連携」を行っている医療機関も少しずつ増えてきています。

2023年01月07日 15:15|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ歯を守りましょう(16)

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(2)・・・アルツハイマー病(その2)

・歯を守れば、脳のゴミは押し流すことができる!

歯周病にかかっている期間が長ければ長いほど、脳に溜まる脳のゴミの量は増えていくと考えられます。

だとすれば、すでに脳のゴミが溜まり始めていると思われる歯周病患者さんは、認知症の予防に関して、もう手遅れなのでしょうか?

いえいえ、そんなことはありません。

なぜなら、すでに溜まりつつある脳のゴミさえも、正しい歯のケアを行うことで、減らすことができるからです。

歯のケアで脳のゴミを減らすメカニズムには、次の2つがあります。

ひとつは、歯磨きなどで、歯周病菌を徹底的に減らすことです。

歯周病菌を減らせば、脳のゴミであるアミロイドβの発生そのものを抑えることができるのです。

もうひとつは、正しい歯磨きをすることで歯周病を予防して、たくさんの歯を保存することです。

高齢者になってもたくさんの歯を残せれば、咬むことで歯の根元にある歯根膜のポンプをプッシュして、勢いよくどんどん脳に血液を送り込むことによって、脳内のアミロイドβを流すことができます。

歯で咬むことで、アミロイドβが少なくなることを裏付けるデータもあります。

広島大学の研究グループが、よく物を咬むことができるマウスと、歯が無くて柔らかい物しか食べられないマウスを比較しました。

すると、歯の無いマウスの方には大脳皮質にアミロイドβが沈着し、さらに記憶や学習能力に関わる「海馬」の細胞数が少なくなっていたことがわかりました。

歯が無いために、脳血流を増やしてアミロイドβを押し流すことができずに、認知症を発症したと思われます。

これらのことからも、35歳を過ぎたら脳の老化を防ぐための歯のケアを徹底して行う必要があると言えます。

2022年12月14日 15:15|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ歯を守りましょう(15)

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(2)・・・アルツハイマー病(その1)

・歯周病になると、脳にゴミが溜まる

ここからは、口の中のボヤである歯周病が、全身にどんな病気をもたらすかを見ていきましょう。

まずは、認知症です。

歯周病を引き起こす歯周病菌が、アルツハイマー型認知症の原因となることがわかっています。

歯周病菌が出す毒素によって歯ぐきなどに炎症が起きると、血液中に炎症物質である「サイトカイン」が流れ込みます。

このサイトカインが血液で運ばれて脳に流れ込むと、「アミロイドβ」というタンパク質が脳の中で増えるのですが、これが「脳のゴミ」と呼ばれるものです。

アミロイドβは、脳の中で記憶を司る「海馬」を中心に少しずつ溜まっていきます。

溜まったゴミに圧迫されて、徐々に脳細胞が死滅していきます。

どんどん記憶力が低下していきます。

これがアルツハイマー型認知症の発生、悪化のメカニズムだと考えられています。

つまり、歯周病になると脳にゴミが溜まって、アルツハイマー型認知症の発症・悪化のリスクが高まるのです。

悪化リスクがどのくらい高まるかを調べた研究があります。

アルツハイマー病のマウスと、アルツハイマー病でさらに歯周病菌に感染させたマウスを比べた結果、役4ヶ月後には、歯周病菌に感染させたマウスの海馬に沈着したアミロイドβは、なんと面積で約2.5倍、量で約1.5倍に増えていたそうです。

・脳のゴミである「アミロイドβ」とアルツハイマー病の関係

ちなみに、アミロイドβが脳内に溜まって認知症を発症するまでには、約25年ほどかかると言われています。

厚生労働省の歯科疾患実態調査によると、歯周病を発症する人の年齢のピークは45~54歳とされているのですが、これに25年を足すと、アルツハイマー型認知症患者が急増する70代という年齢層とぴったり重なるのです。

このことからも、歯周病とアルツハイマー病の関わりが推測されます。

また、アメリカの研究グループが、アルツハイマー型認知症で亡くなった人の脳を調べたところ、歯周病の原因菌の代表格であるプロフィロモナス・ジンジバリス菌が出す毒素である

リポポリサッカライド(LPS)が高頻度で検出されました。

その一方で、アルツハイマー型認知症を発症していない人の脳からは、LPSは検出されていません。

これで、歯周病がアルツハイマー型認知症に影響を及ぼしていることがはっきりとわかったのです。

2022年12月03日 13:19|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ歯を守りましょう(14)

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(1)・・・歯周病(その2)

・プラーク中の細菌数は、肛門よりも多い

プラークは、食事の後に口の中に残る食べカスではありません。

口の中で増殖した歯周病菌やむし歯菌などの微生物の塊なのです。

自分の歯の根元を爪でこすってみてください。

白っぽいネバネバしたものがとれませんか?

これが食べカスではなくプラークなのです。

もともと、口の中には、100億の細菌がいると言われています。

この数は、肛門にいる細菌の数よりも多く、歯のケアが不十分で口の衛生状態が悪い人の場合は1兆を超えるそうです。

・食後8時間でできるプラークは、24時間で歯石になる

歯周病菌やむし歯菌などの細菌は、口の中の食べカスをエサにして増殖します。

食後4~8時間程度でネバネバとした粘液を出すプラークとなりますが、そのまま放置するとさらに凄い勢いで増殖し、約24時間後には石灰化して「歯石」となります。

プラークは日本語では、「歯垢(歯のアカ)」と言いますが、この「垢(アカ)」から水気が抜けて、硬い「石」になるのです。

ネバネバしたプラークは歯磨きで落とすことができますが、硬い歯石は歯磨きでは取ることはできません。

また、歯石の表面は、歯の表面よりもザラザラして引っ掛かりがあるため、歯よりもずっとプラークが溜まりやすくなります。

つまり、歯石が溜まると、より歯周病になりやすくなるのです。

・歯周病が起こす口の中の「ボヤ」が全身に飛び火します

プラークが溜まって歯周病が進行すると、歯ぐきが赤く腫れてきます。

本来、健康な歯ぐきというのはピンク色をしているのですが、歯周病の患者さんの歯ぐきは真っ赤です。

これは、歯ぐきに軽度の炎症、つまり、「ボヤ」が常にあるということです。

ボヤを消さずに放置していたらどうなるでしょうか?

当然、さまざまなところに飛び火します。

人間の体内でも、同じことが言えます。

口の中のボヤが脳に飛び火すれば認知症に、心臓に飛び火すれば心筋梗塞を引き起こすます。

ですから、歯周病予防のために、歯石になる前に、プラークを落とす歯磨きをする必要があるのです。

2022年11月16日 12:02|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ歯を守りましょう(13)

前号でトライしていただいた「脳寿命チェックリスト」。

あなたはいくつチェックがついたでしょう。

ひとつでもチェックがついた方は、口腔内状態の悪化による脳の老化が始まっている可能性があります。

なぜなら、歯が抜ける原因となる「歯周病」の兆しが、すでに見えているからです。

歯周病で歯が抜けると、咬むことで脳の血流をアップして、脳を元気に保つことが難しくなります。

そうすると、認知症が発症しやすくなるのです。

それだけではありません。

口腔内細菌の一種である歯周病菌が、さまざまな全身疾患を引き起こす原因になっていることもわかっています。

ここからは、口腔内の状態の悪化がもたらすさまざまな病気についてお話していきます。

口腔内細菌がもたらすさまざまな病気(1)・・・歯周病(その1)

・歯が抜け、そして認知症の原因となる歯周病

口腔内の状態の悪化がもたらす病気と言えば、代表的なのが「歯周病」です。

前号でお話した「脳寿命チェックリスト」は、「歯周病チェックリスト」でもあります。

・大人が歯を失う原因の第1位は、むし歯ではなく、歯周病です。

歯周病を予防するためには、まずは歯磨きでお口の中を清潔にして、歯周病菌を徹底的に減らす必要があります。

・歯周病は、歯周病菌の感染によって引き起こされる、口の中の炎症性疾患です。

歯磨きが不十分で、歯と歯ぐきの境目の清掃が行き届かない状態でいると、そこに食べカスや歯周病菌を始めとする細菌の塊が溜まって、歯ぐきの縁(ふち)が炎症を起こして、赤くなったり、腫れたり、出血したりします。

歯と歯ぐきの境目には、通常1~2mm程度の深さの溝があるのですが、歯ぐきの縁の炎症がひどくなると、この溝がどんどん深くなって、4mm以上の深さになると、「歯周ポケット」と呼ばれるようになります。

歯周ポケットが深くなればなるほど、そこに食べカスや細菌の塊が溜まりやすくなります。

その結果、歯ぐきの炎症がひどくなっていきます。

歯を磨いただけで出血するのは、炎症が悪化して歯ぐきがもろくなっているからなのです。

やがては歯を支える骨である歯槽骨が溶けていき、歯がグラグラと動くようになります。

そのままにしておくと、最終的には抜歯をしなければいけなくなるのです。

このように、歯のケアを正しく行わないと、歯周ポケットが深くなって、炎症がどんどんひどくなっていきます。

炎症を引き起こすのが、細菌の塊である「プラーク(歯垢)」なのです。

2022年11月02日 15:24|コメント(0)トラックバック

認知症になりたくなければ歯を守りましょう(12)

歯のケアだけで、前号の話のように7つの凄い効果が期待できるなんて、こんなにもありがたいことは、なかなかないんじゃないでしょうか。

しかし、何回もお話しているように、今までのようなやり方でただ歯を磨くだけではダメです。

正しいポイントをおさえたケアで歯を守らなければ、脳の老化を防ぐことはできません。

こうなると、自分の歯のケアは大丈夫なのか、気になりますよね。

それで、あなたがしっかり歯のケアができているかどうかを確認するための「チェックリスト」を用意しました。

ひとつでもチェックが入れば、あなたの脳の寿命は短くなり始めている可能性があります。

脳寿命チェックリスト

☐ 35歳以上である

☐ 朝起きたときに、口の中がネバネバする

☐ 口臭がある

☐ 1回の歯磨きは3分以下である

☐ 歯を磨くと出血することがある

☐ 治療をしないで放置している歯、抜けたままにしている歯がある

☐ 1年以上、歯科医院を受診していない

いかがでしょうか?

ひとつどころか、いくつもチェックが付いた人もかなりいらっしゃるのではないかと思います。

でも、大丈夫です。

歯科医院で定期的にメンテナンスを行って、さらにポイントをおさえた正しいテクニックを実践して歯を守れば、脳の老化を防ぎ、脳を若返らせることができます。

そのうえ、さまざまな全身疾患を予防することも可能です。

2022年10月14日 14:24|コメント(0)トラックバック
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