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内臓脂肪

皆さんこんにちは1 (68).gif

寒さで運動不足になりがちな毎日ですが、クリスマスやお正月も過ぎ、

体重が増えてしまったicon_eek.gifという方もいるのではないでしょうか?

今日は、体に蓄えすぎてしまった脂肪についてお話します。

脂肪は体にエネルギーを供給するなど、大切な役割も果しているの

ですが、過剰に蓄積してしまうとあらゆる病気を引き起こす原因となります。

脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、内臓脂肪のほうが病気のリスク

は高まります。

それはなぜかと言うと・・・

脂肪細胞は体にさまざまな作用をもたらすアディポサイトカインという物質を

分泌しています。これには血糖値や血圧を高める悪玉と、それを食い止める善玉

があります。しかし、脂肪が増えてくると、善玉アディポサイトカインの分泌が減る、

効きが悪くなるといったことが起こります。さらに、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて

悪玉アディポサイトカインを多く分泌するので、皮下脂肪よりも病気を引き起こしや

すくなるのです。

では、どんな生活習慣が脂肪をためてしまうのでしょう?

①喫煙

皮下脂肪ではなく内臓脂肪をより増やす原因になるとのこと。その理由は解明されて

いませんが、喫煙そのものがホルモンに影響を与えていると言う説や、喫煙者に共通

した生活習慣によるものだとの説があります。

②ながら食べ/早食い

人は視覚で食欲が刺激され食事をとり、脳にある満腹中枢が刺激されることで満腹感を

得ています。ところが、ながら食べは食事に意識が向かないため、食べた量を認識しづ

らくなります。また、満腹中枢に刺激が伝わるまでにはタイムラグがあるので、ながら

食べ、早食いをすることで、満腹感を感じる前についつい食べ過ぎてしまった、という

ことにつながってしまうのです。

③アルコール・糖質・脂質の摂りすぎ

これらは中性脂肪を増やしやすく、エネルギーとして消費されなかったぶんは、体に蓄

えられてしまいます。

ヘルシーなイメージの果物ですが、この中に多く含まれる果糖は、糖質の中でも中性脂肪

に変わりやすい性質があるので、食べる時間や量に注意が必要です。

④運動不足

現代人はとにかく運動不足になりがちです。ジムに通う、ウォーキングを始めるなどの

大袈裟なことでなくても、少しの距離なら車ではなく歩いてみる、掃除の前に軽くスト

レッチをするなど、長続きできそうなところから始めてみましょう。

⑤極端な睡眠時間の過不足/遅い時間の食事

平均睡眠時間が6時間未満もしくは9時間以上の人は、内臓脂肪が多くなる傾向にあり

ます。また、21時頃になると脂肪をためやすい遺伝子が活発に活動し始めるとのことです。

⑥慢性的なストレス

ストレスが慢性化すると、ストレスホルモンが分泌されるのですが、これには食欲を高める

働きがあり、ごはんやおやつのドカ食いにつながってしまいます。

 

糖尿病や心疾患、脳卒中など怖い病気を引き起こす原因にもなる内臓脂肪、毎日の生活習慣

を改善しつつ、いつまでも健康で過ごせるように気を付けていきましょう!

ちなみに内臓脂肪は、皮下脂肪よりも体につきやすいのですが、落としやすくもあるそうです。

これを聞くと、ちょっとはヤル気が出てきますね1 (79).gif

 

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