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糖尿病も歯周病もコントロールが大切

最近、気になることがありました。

歯周病が進行していて、糖尿病にも罹っている人に会う機会がありました。

あまり危機感を持っていないことに驚きました。

やはり症状が出にくいことが一番の問題なのかもしれません。

その人は40代ぐらいの男性、歯科医院を受診するようにすすめました。

そこで今回も前回と同様に歯周病と糖尿病についてお伝えします。

糖尿病と歯周病の悪循環を断ち切るためには、それぞれを安定した状態にコントロール

することが大切です。

糖尿病をコントロールするためには、医師の診察を受けることだけでなく、生活習慣や

運動習慣の見直しが欠かせないことです。

歯周病も進行を抑えるためには、歯科医院でのプロフェショナルな治療と毎日丁寧なセルフケアが

必要です。糖尿病と歯周病はどちらも生活習慣病ですから、治療だけでなく早い時期からの口腔管理

と生活習慣の改善を心掛けることが大切です。

しかし、食生活を見直して栄養バランスのとれた食事をこころがけても、よく噛める歯や口腔機能が

なくては、うまく消化されません。むし歯を治療して、入れ歯をつくり、しっかりと噛めるお口の

環境作りも血糖のコントロールのために重要です。

また、喫煙については糖尿病の合併症を悪化させ、さらに歯周病も悪化させる要因になります。

糖尿病と歯周病をコントロールし、からだもお口も健康にするため、ぜひ禁煙しましょう。

糖尿病をコントロールするためには・・・

食事療法:栄養バランスの取れた食事をゆっくり良く噛む

運動療法:日常生活に運動を取り入れて、毎日続ける

薬物療法:主治医とよく相談し、自己判断をしない

歯周病をコントロールするためには・・・

セルフケア:お口の状態に適した清掃用具を使って丁寧に磨く

専門的ケア:歯科医院で歯や歯周ポケット内のケアをしてもらう

咀嚼機能の維持と改善:むし歯の治療や入れ歯の調整などをうける

1 (92).gifかかりつけ歯科医院で定期検診を受けましょう1 (92).gif

糖尿病や歯周病は、どちらも進行するまで自覚症状が出にくい病気です。

定期的に医師や歯科医師の検診を受けましょう。

糖尿病の方は、歯の痛みや歯肉からの出血がなくても歯周病になりやすいので

歯周病やむし歯のチェックを受けることをおすすめします。

食事のあとに、丁寧に歯を磨いても歯周ポケットのように歯ブラシが届きにくい

場所があります。また、磨きにくい場所に歯石がついてしまうことがあります。

定期検診と一緒に歯科医師や歯科衛生士による専門的なケアを受けることが大切です。

 

 

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