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フッ素の大切さ

だんだんと暖かくなってきましたが

春は少し風が強いですね1 (110).gif

季節の変わり目は体調を崩される方も多いようです1 (82).gif

 

今日はフッ素についてお話したいと思います1 (125).gif

よく「フッ化物配合歯磨剤」と言う文字を見たり

聞いたりしませんか?

お子さんにフッ素を塗られる方も多いと思います1 (125).gif

フッ素にはむし歯予防効果があって

フッ素が歯の表面に酸で溶けにくいフルオロアパタイトを

作るため、う蝕に効果的だと考えられていましたが

ある博士がフッ素がう蝕予防効果を発揮するのは

「再石灰化促進」であることを発表したのです1 (118).gif

この研究結果によって1000ppmのフッ化物を配合した歯磨剤の使用後

お水で口をすすいでも口腔内に残る低濃度のフッ素でも

う蝕予防に効果があることの根拠になりました。

今では高濃度のフッ素塗布では、フルオロアパタイトとともに

唾液に溶けにくいフッ化カルシウムがエナメル質表面により多く

できることが分かり、そこから低濃度のフッ素が長期間にわたって

徐放されて再石灰化を促進することが分かったのです。

1980年、低濃度のフッ素が主役に!!

まずは、再石灰化の前に”脱灰”について。

口腔内の細菌は食べ物の糖から酸を作り口腔内のpHを中性から酸性に変えます。

歯のエナメル質と言われる成分は酸に弱く、酸性になると溶け出してしまいます。

これを脱灰と呼びます。

酸性になった口腔内は15~30分経つと唾液により

酸性から中性に戻り、脱灰も止まります。

その後、唾液中のカルシウムやリンが脱灰した場所に戻り

再び石灰化が始まります。

これが再石灰化です。

脱灰と再石灰化は食事のたびに繰り返されていることになります。

ちなみに脱灰は結晶を破壊するだけなので短時間ですが

再石灰化はカルシウムやリンを積み上げているため

時間がかかるんです。

なので、食事をとる回数が多ければ多いほど

酸性の時間が長くなりますから

再石灰化の時間が短いと脱灰の進行が早く

表面が崩壊し、再石灰化する前に

むし歯になってしまうのです1 (69).gif

では、再石灰化を促進させるためには?

脱灰した表面にアパタイトが沈着する決め手となるのが

リン、カルシウム、フッ素の3つです。

ただ、唾液中のリンとカルシウムは個人差があるため

決定打はフッ素ということになります。

フッ素があることで再石灰化のスピードはぐっと速くなります。

う蝕は年齢に限らず増え続けているのが現状です。

予防で肝心なのが、いかに多くの量のフッ素を長時間、口腔内に保持できるか!!です!!

歯磨き粉を購入される際は裏側を見てもらい

フッ化物高濃度配合を意識してもらえればと思います1 (63).gif

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