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夏本番!

こんにちはicon_biggrin.gif

数日前までは梅雨空が続き、ハッキリしないお天気でしたが、急に夏本番のような

暑さになりましたね!皆様、体調は崩されていませんか?

暑い日が続くと夏バテも心配ですよね1 (69).gif

夏バテといえば、疲労・食欲不振・倦怠感・・・考えるだけで、憂鬱になりますね。

夏バテの原因としてよく聞かれるのが、水分・ミネラル・ビタミンの不足です。

夏には汗をたくさんかきます。汗には水分の他、ミネラルやビタミンも含まれて

いて、汗をかくことによって、それらも体外に排出されてしまいます。排出されたぶんを

食事で補えればよいのですが、夏には冷たいそうめんなどのさっぱりしたものばかりを

選びがちになってしまい、結果、ビタミン・ミネラルの不足が続き、夏バテの症状に

つながってしまいます。

また、室内外の温度差によっても、夏バテの症状が出やすいとも言われています。

私たちの体の中では、体温調節のために自律神経が働いています。暑い屋外とエアコンの

効いた涼しい室内を行き来することで、自律神経のバランスに乱れが生じ、倦怠感、

食欲不振などの症状が出やすくなるのです。熱中症対策としては、エアコンは必須ですが、

温度調節に気を配るのは大事ですね。

夏バテは、お口の中にも起こります。

夏バテで体の免疫力が落ちている時は、お口の中の細菌の活動が活発になってしまいます。

そのうえ、通常であれば、唾液による自浄作用で、ある程度は菌の繁殖が抑えられるので

すが、暑い夏、汗を多くかくことにより体内の水分が減り、唾液の分泌量も減ってしまい、

その自浄作用に期待ができなくなるのです。しかも、暑い日に選びがちな、のど越しの良い

食事は、咬む回数も少ないので、唾液の分泌を促進しにくくなります。

これら、菌の活動の活発化や唾液の減少は、口臭の大きな原因にもなるので、お口の夏バテ

にも気を付けていきたいところです。

元気な毎日を過ごすためにも、体力作りはとても重要なことです。無理なく行える程度に

歩くことを日常生活の中に取り入れ、汗をかくことで体温を下げ、熱をためない体作りを

目指してみましょう!

また、暑さで体力が消耗してしまうと、面倒だなぁ~・・・と思うことも多くなると思い

ます。歯磨きもその一つかもしれません。しかし、前述したように、お口の夏バテによる

口内環境の悪化が心配されます。菌の活発化は口臭だけではなく、歯周病や虫歯の進行も

促進します。お口の中もしっかりケアして、美味しいものをたくさん食べて、暑い夏に

負けないように乗り切りましょう1 (117).gif

 

 

2019年07月27日 13:54|コメント(0)トラックバック

親知らずのケアの仕方

 

親知らずとは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、第三大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。前から数えて8番目の歯です。永久歯の中で最後に発育します。

一般に17~21歳頃に生えてきますが、個人差があり、生えてこない人もいます。

また、生え方によってはお口のトラブルの原因になることが多い歯ですicon_sad.gif

【親知らずの生え方】

〇正常な生え方

特にトラブルがない限り抜歯の必要はありません。

歯磨きをして清潔に保ちましょう。

 

〇傾斜している、水平に生える

生えるスペースが不足していると、斜めや横向きに生えてきて、前にある第二大臼歯を圧迫するかたちになります。

汚れもたまりやすく歯磨きも困難なため、隣の歯にも、むし歯が発生しやすくなります。

このような場合は抜歯になる可能性が高くなります。

〇水平埋伏

あごの中で横向きになり生えてこない状態です。

隣の歯の根を刺激して、歯の根や周りの骨を溶かしてしまうことがあります。

このような場合も抜歯になる可能性が高いです。

【親知らずのお手入れの必要性】

親知らずは下記のようにトラブルが起こりやすい歯なので、丁寧にお手入れする必要があります。

〇親知らずはむし歯、歯周病のリスクが高い

一番奥に生えるため、歯ブラシの毛先が届きにくく、プラーク(歯垢)の除去が困難です。

そのため、むし歯や歯周病のリスク(危険度)が高くなります。

〇生え方に個人差がある

斜めに生えたり、横向きに生えるなど、正常に生えない場合が多くあります。

〇歯肉が腫れたり、痛みが出やすい(智歯周囲炎)

斜めに生えてきた場合歯と歯肉の間に隙間ができます。

ここにプラークや食べかすがたまると歯肉に炎症が起こり、腫れや痛みが生じます。

このような症状を『智歯周囲炎』といいます。

炎症がひどくなると、ほっぺたが腫れて口が開けにくくなったり、飲み込むときに痛みを伴ったりします。

〇抜歯や治療が他の歯に比べて困難

一番奥に生えることに加え、正常に生えないことが多いため、他の歯より抜歯や治療が困難な場合があります。

【親知らずのお手入れの方法】

親知らずを磨くときは歯ブラシやタフトブラシの毛先をきちんと歯に届かせて磨くよう意識しましょう。

1歯ブラシでのお手入れ方法

1.歯ブラシを斜め横から入れ、親知らずに毛をきちんと当てる

※口を大きく開けると頬が引っ張られて歯ブラシが入れにくいです。小さめに口を開けて斜め横から歯ブラシを当てましょう。

2.小さく動かして磨く

3.親知らずだけでなく、その手前の歯の後ろ側も磨きましょう。

2タフトブラシでのお手入れ方法

歯ブラシだけでは十分に磨けない場合はタフトブラシを使うとよいでしょう。

1.歯ブラシで磨いた後、鏡で磨き残しがないか確認したり、舌で触った感触がザラザラしていないかなど、チェックします。

2.タフトブラシはペングリップ(鉛筆の持ち方)で持つことをお勧めします。

3.鏡を見ながら、親知らずに毛先を当て、軽い力で小刻みに動かして磨きましょう。

※歯肉を傷つけないように、力の入れすぎや、動かし方に注意しましょう。

 

 

                                                                                                              

 

 

 

 

 

2019年07月10日 13:38|コメント(0)トラックバック
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