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お口のケアを見直そう

受けていますか?歯科メンテナンス1 (91).gif

健康長寿を目指すには、からだだけでなく歯とお口の健康をまもることが大切です。

みなさんも、歯科医院で治療が終了したあと、「今後は定期検診にいらしてください。」

と言われた方も多いと思います。

自治体や職場の健康診断、人間ドックで行う健診は、病気の発見が目的です1 (99).gif

このような一般の定期検診を歯科におきかえると、むし歯や歯周病、口腔がんの発見になります1 (87).gif

歯科でいう検診とは、検査で病気を発見するだけでなく、定期的にメインテナンスをおこなうこと、予防を目的にしています。

メインテナンスとは、発見された異常をなおして、大きな病気が起こることを予防したり、

健康の状態を維持したりすることを指導します。

つまり、歯科の定期検診は病気を発見するための検査と、病気の発症を抑えるための予防処置をすることを目的にしています。

歯科の定期検診は「かかりつけ歯科医」によって行われます。

かかりつけ歯科医は、地域住民の歯やお口の健康を守り、医療、介護の面からも生涯にわたって心身の健康をサポートしていきます。

歯周病のメインテナンスでは症状が感じにくい慢性炎症をなくすことで血糖値の上昇を予防し、お口の細菌が、歯ぐきの隙間から血管壁や多臓器に侵入することも防げるので、生活習慣病の発症予防や重症化予防になるのです。

さらに噛む機能低下(オーラルフレイル)は、お肉などのタンパク質摂取量が減るため低栄養となり、数年後に手足が細くなり骨格筋が減少し、フレイルと呼ばれる虚弱状態になりかねません。

歯科の定期検診を受けることは、生活習慣病の発症や重症化を防ぎ、全身の健康状態の維持と向上に関係しています。

ところが、日本では定期的に歯科を受診するひとの割合が他の主要国と比べ少ないことがわかっています。スウェーデンでは80%、アメリカでは70%と高いのに対して、日本では16%に過ぎません。

健康寿命をのばすためには歯科定期検診を受けることが大切です。

新型コロナウイルスの感染拡大でメインテナンスをおやすみしている方がいると思います。

自粛生活でいつもより甘い飲み物や食べものを多く摂っていませんでしたか1 (44).gif

また、歯周病を放置しておくとコロナウイルスと細菌が混合感染してしまう可能性もあるそうです1 (93).gif

お口の中を清潔に保つことや歯の定期的なメインテナンスこそが、自分でできる感染予防対策になると思います。

 

 

2020年09月23日 18:56|コメント(0)トラックバック

フッ素の効果的な使い方

歯磨きだけでむし歯予防は出来ません。

フッ素を上手に利用することが必要です。

歯磨きのコマーシャルなどで、ブラッシングで歯垢(プラーク)を除去する場面で

プラークコントロールと言う言葉を耳にします。このように、むし歯予防イコール

歯磨きというイメージがあると思いますが、実は、歯磨きで一万個の細菌を一個減らすことができても、2時間後にはもとに戻ってしまいます。

それは、歯のくぼみと溝や表面にある多くの小さい穴に潜む細菌は歯ブラシで取りきれないからです。むし歯予防に効果があるフッ化物を上手に利用すると良いのです。

細菌は歯ブラシの毛先よりも小さい!

歯のくぼみにある溝の直径は約20㎛で、小さい穴だと約5㎛です。この中の約1㎛の細菌がたくさん生息しています。しかし、歯ブラシの毛先1本の直径は200㎛なので歯ブラシだけできれいにすることはできません。極細毛でも20㎛です。

歯磨きだけでむし歯予防をしょうとしても限界があるのです。

3つの点からプラークコントロールしょう!

①一番はじめに取り組むことはプラークの形成を抑えること。

糖質の摂取回数を減らし、抗菌剤などを利用したブラッシングで菌数を減らしておくこと。

②プラークはできるだけ除去すること

家庭で行うセルフケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアがあるので自分で歯磨きするけ

だでなく、歯科医院で行う定期健診が大切

③除去しきれなかったプラークは病原性を低めること

フッ素を利用することと抗菌剤などが配合されている歯磨剤や洗口剤を使用すること

フッ素は異なる濃度のものを複数取り入れることで効果が増します。

ひとつは歯科医院で定期的に行う高濃度のフッ素塗布と自宅で行うフッ素洗口や

フッ素入り歯磨剤を使って低濃度のフッ素を複数回使う方法があります。

高濃度のフッ素は歯を強くし、低濃度のフッ素はむし歯になりかかったところを

再石灰化によって治してくれます。

歯科医院でしかできない高濃度フッ素塗布!

高濃度フッ素は、日常使用する歯磨き剤などに含まれるフッ素の約10倍の9000㏙で

歯科医院でしか使用できません。歯の結晶であるハイドロキシアパタイトを酸に溶けにくくします。定期的に歯科医院で塗布することが大切です。

普段使用するフッ素入り歯磨剤や洗口剤には225~1500㏙程の低濃度フッ素が含まれています。歯の表面についたフッ素は歯の脱灰を抑える作用と再石灰化を促進します。

しかし、多くは唾液で流されてしまうので、フッ素入り歯磨剤は1日2回、フッ素洗口は1日1回

寝る前に行うことをおすすめします。

皆さんも実践してみて下さい。

 

 

 

 

 

 

2020年07月04日 19:11|コメント(0)トラックバック

唾液のパワー

唾液には重要な役割があります。

お口は細菌やウイルスなどのいろいろ病原微生物が侵入しやすい構造になっています。

そのため、唾液はあらゆる病原微生物に対抗する力を持っています。

♦会話や活舌、嚥下のための潤滑油

口で呼吸をしながら舌を動かして発音し、会話します。

舌がなめらかに動くためには、舌の動きと唾液の流れが重要です。

潤滑油のような唾液が流れることで、会話がスムーズになり、物を飲み込むこともできます。

♦味覚を感じるための溶媒、吐き出すための溶液

味覚は食欲を促進させるだけでなく、口にした物が食べ物として安全なのか毒なのかを判断

する大切な感覚であり反射的なものです。

もしも、唾液がなくなると、味がわからなくなるだけでなく、口に入った毒や異物を吐き出す

こともできなくなります。

♦お口の中の清潔を保つための自浄作用

食後は、舌の上や頬の隙間、歯と歯の間などに食べかすがたくさん残ります。

飲み物を飲んでも、しばらく、舌の上に残ります。

生きていくために飲んだり、食べたりすることは不可欠ですが、そのたびに

口の中は一時的に食べかすや飲み物が残り、不快になると同時に口腔内細菌の

活動性が高まり、不潔になっていきます。

飲食後は特に唾液を出す必要があります。

飲食後は舌の動きを活発にして、唾液の流れを良くし、口腔内を清掃することが大切です。

♦病気に打ち勝つ免疫作用

お口は消化器の始まりであり、直接内臓とつながっています。また、胃につながっている

と同時に、気管や肺にも連絡しています。肺には、全身の臓器から集められた血液が循環し、

病的および生理的代謝産物を排気します。また、鼻やのどとは直接隣接し、目や耳にも

つながっています。会話のときの口呼吸や飲食に伴い、外界のウィルスや細菌が口から

体内へ取り込まれます。花粉や微細な化学物質は口から入ってきます。

ほとんどの病原菌は口から侵入してきます。

こうした病原菌に対して、唾液には抗菌作用を持つ物質が含まれています。

♦細菌の活動を抑える㏗緩衝作用

口腔内の㏗環境を中性に保ち、口腔内細菌の活動を抑え、快適性を維持します。

♦歯の表面の保護とむし歯予防

歯の成分はカルシウム分が多く、酸に対して非常に弱く、口の中が酸性になると

溶け出し、むし歯の原因になります。

食後は口の中が酸性に傾きますが、唾液が中和し酸から歯を守り虫歯を防ぎます。

♦消化作用

唾液に含まれるアミラーゼという酵素がでんぷんを分解して消化を助けます。

♦排泄・解毒作用

有毒物質が口に入ったとき、味覚などに違和感があり、毒であると判断すれば

反射的に唾液が出てきて希釈し吐き出せます。

 

唾液は生きていくためにとても大切なものです。

口が乾燥する人や唾液の量が少ない人は増やすことを考える必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年04月04日 13:51|コメント(0)トラックバック

歯ブラシだけより歯垢が良く落ちるデンタルフロス

普段からデンタルフロスを使っている方は意外と少ないですよね。

デンタルフロスとは、歯の間の歯垢を清掃する糸巻きタイプの細い糸のことを言います。

ホルダータイプのフロスもあります。糸ようじと呼ばれています。

習慣がない方にとっては正直面倒くさいことですね。

しかし、実は私たちのように歯科関係者の恐らくほとんどが毎日欠かさずデンタルフロスを

しています。

それだけ、必ずやった方がいいことなのです。

デンタルフロスは歯にとって多くの効果があり、むし歯や歯周病の予防のために

重要なのではないでしょうか?

歯ブラシによるブラッシングだけだと3分間の歯磨きだけで歯垢除去率がおよそ6割

なのに対して、デンタルフロスを使用することで8割程度にアップするといった

効果があります。

また、口臭予防にも効果的で、口臭の原因の一つは歯の間に残された食べかすです。

食べかすが蓄積されて発酵し、強い臭いを発している場合もあります。

もう一つの原因となっているのが歯垢(プラーク)です。

歯垢は菌が繁殖しやすく、口臭の元となる臭いを発することがあります。

デンタルフロスを使えば、歯ブラシでは取り除くことが難しい食べかすや歯垢も

取り除くことができるので口臭予防に繋がるのです。

歯周病の場合、歯ぐき周辺が菌に侵されているために、デンタルフロスを使うと

出血することがよくあります。2週間たっても出血がみられる場合は歯医者さんへ

相談するようにしましょう。

また、むし歯が原因で臭うこともあります。歯垢が溜まっている場所に細菌が

繁殖し、嫌な臭いを発している可能性もあります。

むし歯や歯周病がなくても、たくさん歯垢がたまっていることが原因で臭いがする

のかもしれません。そのままにしておけば歯石になる可能性もあるのでデンタルフロスは

毎日使用することをおすすめします。歯垢は鏡でみただけでは歯と歯の間に溜まっているか

実感がないかもしれません。最低でも2~3日に一度はするようにして、きれいに取り除きましょう。

デンタルフロスは歯間の歯垢を取り除くためのものですが、歯間ブラシは歯ぐきが下がり始めている

歯周病の可能性が高い人が使うといいでしょう。

歯間ブラシを使う必要がない人が使えば、人によっては歯ぐきを痛める可能性があるので、

始めて使う方は歯医者さんに相談することをおすすめします。

正しく使って自分の歯を大切にしましょう。

 

 

2020年01月14日 12:57|コメント(0)トラックバック

むし歯の原因

むし歯は歯の表面についた歯垢(プラーク)に、むし歯をつくる原因菌

ミュウタンス菌がすみつき、糖分を栄養にして酸を出します。

この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。

これがむし歯の始まりです。

誰でもご存知かと思いますicon_wink.gif

歯みがきをすること(プラーク除去)は大事ですが、口腔内環境の時間的

経過や変化をふまえてむし歯予防をすることを考えていきましょう。

食事をするとお口の中や歯の表面のpHが変化するので、むし歯予防に

役立てるというものです。

歯みがきも食事の後すぐではなく、1時間程度してからのほうがいいと言われています。

お口の中は唾液の中和成分の働きで、常に中性付近を保とうとしますが、pHが酸性に

なると歯の表面がらミネラル成分が溶け出て歯を溶かし、アルカリ性になるとミネラル

成分が沈着して歯石が増えます。

どちらかに傾いてしまうと問題が起こりますが、時間とともに唾液が自然に中和してくれます。

さらに酸性状態から中性に戻ろうとする場合には溶けた歯の再生が行われます。ちなみに

エナメル質が溶けるのはpH5.5以下が目安と言われています。

酸性で歯が溶けるといっても1日単位では歯の表面が少しだけ脱灰される程度なので

心配いりません。しかし、長時間、中性に戻れない状態が続くと歯の表面が酸で徐々に

溶かされてしまう酸蝕症になります。酸蝕症はプラークが付着していなくても歯が溶けて

しまう状態です。

食後は酸性のダブルパンチ1 (48).gif

酸性の食品を口にすることによって、直接的に歯が溶かされる酸蝕症1 (82).gif

プラークも栄養源となる糖などを元に酸を産生しますicon_sad.gif

このため食事のあとは、食品自体のpHと糖などを分解してプラークが

作り出す酸によって、歯は酸性環境に陥りやすくなります。すぐに唾液が

中和してくれますが、一度酸性に傾いた状態を中性まで回復するには時間が

必要です。

特にプラーク内部は中和成分である唾液がなかなか入り込むことができないので

酸性状態が長く続きやすく、プラークが歯に付着しているとむし歯になりやすい

と言われているのはこのためです。

「唾液の力」によって行う再石灰化とは酸性環境で歯の表面から溶け出してしまった

ミネラルが補充されて、歯が再生されることです。これは食事と食事の間隔が長ければ

長いほどしっかり行われます。

甘い食べ物やジュース、スナック菓子などの「ダラダラ食べ」は歯に酸のダメージが

蓄積されてしまいます。

子供だけでなく、大人にも多い食生活習慣だと思います。

歯のケアはプラークの他に酸の影響も受けるので注意が必要です。

 

 

 

 

 

2019年10月25日 13:46|コメント(0)トラックバック

金属アレルギー その2

前回は金属アレルギーとは何か、歯科医院で使われる詰め物やかぶせ物の

金属についてお話しました。

今回は金属アレルギーの症状についてお話します。

ネックレスやピアス、時計などの装飾品による皮膚のかぶれです。

汗の中の塩分は金属をイオン化しやすいため、接触していた場所が赤く腫れたり

かぶれたりします。

イオン化した金属が皮膚や粘膜から取り込まれることで、口から離れた体の部位に症状が

出てきます。原因がお口の中の金属であっても、口の中に症状がでるとは限らず

手のひらや足の裏やおなかなどに発症することがあります。そのため症状のあるところに

薬を塗ってもなかなか治らないということが良くあるようです。

全身型金属アレルギーの初期によくみられる症状が、手のひら、足の裏に慢性的に生じる治りにくい

湿疹です。よく『手荒れ』や『主婦湿疹』といわれます。はじめのうちはステロイド剤の外用薬で、

一時的に治ってしまうようですが、何年も症状が出たり治ったりの繰り返しで、だんだんステロイド剤も

効かなくなってきます。処方されたステロイド剤がどんどん強いものになり湿疹の範囲も広がって

きます。ここまで症状が進行すると、さすがに患者さんも変だなと思うようです。

洗剤かぶれなど、外からの刺激による手の湿疹のときは、利き手のよく使う指(親指や人差し指)の

先から始まるのが普通です。故に手のひらや指の縁に湿疹ができた場合や足や腹などに湿疹ができた

場合(どう考えても洗剤が触れにくいところに湿疹ができた時)は、歯科金属アレルギーを強く

疑う必要があります。

金属アレルギーになりやしい特徴はあるの??

「自分はアレルギー体質だから」というひとも多いですが、その原因やはっきりした特徴はわかって

いません。ただ言えることは金属アレルギーの方が増えてきています。これは、大気や水道水、食べ物に含まれる化学物質の影響で、現代人の免疫システムが狂ってきていることが理由のひとつです。

また、外食、ファーストフード、インスタント食品など、いつでも手軽に済ませることができるように

なりましたが、保存料などの薬品が添加されていることは明らかで、薬だらけの食べ物はアレルギー発症の

大きな原因と言われています。

口腔内の衛生状態も大切で、歯垢や歯石が多くなると、細菌が出す酸で、金属が溶け出しやすい環境を

作ってしまうので金属アレルギーになりやすくなってしまいます。

定期的に歯科医院で歯石をとったりクリーニングしてもらうことが大切です。

 

 

 

2019年08月09日 14:02|コメント(0)トラックバック

金属アレルギー

最近、テレビや週刊誌などで歯科金属アレルギーについて取り上げられることが

多くなりました。皮膚科に通院しても改善されず、もしかしたら金属アレルギーではないかと

自分で疑われる方も多くなっているように感じます。

アレルギーとは何か?

身体には体外からの異物(抗原)に対抗する物質(抗体)を作って身体を守ろうとする働きが

あります。

これは、身体にとって、いいものか悪いものかを判断して取り除いてくれます。

この機能がうまく働かないと、有害ではないものに対して過剰に反応することがあります。

例えば、花粉症は本来有害ではない花粉に対して過剰に反応して、鼻水、くしゃみ、目の

かゆみなどの症状があらわれます。

これを「アレルギー」といいます。

歯科で金属アレルギーはどうやって起こるのか?

歯科医院で使われる詰め物やかぶせ物の多くは何種類もの金属を混ぜ合わせたものから

できています。お口の中は、歯磨きで取れなかった汚れから出る酸や唾液にいつも接触しています。

また、飲み物や食べ物に含まれる酸や冷たいもの、熱いものを摂取したときのお口の中の温度変化や

金属同士の接触や摩擦で腐食することがあります。しかも、お口の中は高温多湿な環境なので、金属

にとっては非常に過酷です。

このような環境の中で金属は金属イオンとなり溶け出します。金属イオンは、ほとんどが吸収されずに

便や尿、汗などで排出されます。

しかし、少量の金属イオンが蓄積されてからだのタンパク質と結合して、「抗原」になることがあります。

この抗原をからだが異物と判断してアレルギー症状がでることがあるのです。

むし歯の治療で詰められているもの、かぶせてある金属が歯科金属アレルギーの原因と

考えられています。

歯科治療をしたあとでアレルギー性の皮膚炎などの症状が出た場合には、金属アレルギーの

可能性が高いと言われています。

最近は歯科治療をするまえに金属アレルギーの有無を調べるパッチテストをすることが多いです。

しかし、判定率は100%ではありません。パッチテストで陰性だったとしても金属アレルギーに

なってしまうことがあります。

それは、パッチテストをするのは乾燥した皮膚の上なので、実際のアレルギーが起きるのは高温多湿な

お口の中なので、環境が全く違うからです。

もし、パッチテストで陽性だったらその金属には間違いなくアレルギー反応があると思っていいと思います。

歯科医師の先生と良く相談して治療を受けることをおすすめします。

 

 

 

2019年05月17日 14:00|コメント(0)トラックバック

糖尿病の一歩手前・・・

食後の高血糖について1 (70).gif

健診ではわからない食後の血糖値、わたしたちのからだは、空腹のときに血糖値が下がり

食事をすると血糖値が上がります。

健康診断で血糖値を測りますが、食事を摂らずに検査を受けるため、空腹時の血糖値を測定しています。

それは、血糖値が落ち着いている状態なのです。

もし健診で「血糖値が高い」と指摘されれば、それはもうかなり赤信号の状態です。

糖尿病になる寸前まで来てしまっています。

そこで、注目されているのが、食後血糖値です。

糖尿病の判定は、血液検査によってHbA1cと血糖値を測定して行います。

血糖値が上がりやすい食後に測ることにより、糖尿病になる危険性をより未然に防ぐことができます。

健診で「血糖値に異常がある」と診断されるひとは全体の1割です。

しかし、「異常がない」といわれる人の4割が、食後高糖値だということがわかっています。

「健診で問題なかったから大丈夫」と他人ごとで済ませてはいけません。

放っておくと空腹時の血糖値が上昇し、やがて糖尿病になります。

食後の高血糖を放っておくと、やがて空腹時も血糖値が上がり、常に血糖値が高い状態になります。

そうなるともう、糖尿病になるのは時間の問題です。

糖尿病になると、自覚症状がないまま進行します。

主に糖尿病網膜症、糖尿病神経障害、糖尿病腎症の合併症を引き起こします。

最悪の場合な心筋梗塞や脳卒中など死に直結する深刻な状態を引き起こします。

糖尿病になってからでは完治させるのはとても難しいことです。

空腹時の血糖値が高くなってからでは遅いので、食後高血糖の段階で予防することが大切です。

食後の高血糖を筋肉が抑えてくれます。

高血糖は、血液中に糖があふれている状態です。

その余分な糖を取り込んでくれるのが、筋肉です。

筋トレにより筋肉量が増えることにより、血液中にあふれた糖をどんどん取り込むので、

血糖値が正常に近づきます。

筋肉を増やすためには、タンパク質をしっかりとることも大事です。

「糖尿病っ太っている人の病気ですよね。」

なんて思っていたら大間違いです。実は体型にかかわらず、あまり運動していない人は

高血糖になりやすいのです。

なぜなら、運動をしていないと、筋肉の量が減り、さらに筋肉の中に脂肪がたまって質まで

落ちてしまうからです。

特に、痩せていて筋肉が少ない女性ほど危険だということも分かっています。

高血糖を予防するには、筋肉の量と質、両の改善が必要です。

2019年02月02日 14:01|コメント(0)トラックバック

糖尿病も歯周病もコントロールが大切

最近、気になることがありました。

歯周病が進行していて、糖尿病にも罹っている人に会う機会がありました。

あまり危機感を持っていないことに驚きました。

やはり症状が出にくいことが一番の問題なのかもしれません。

その人は40代ぐらいの男性、歯科医院を受診するようにすすめました。

そこで今回も前回と同様に歯周病と糖尿病についてお伝えします。

糖尿病と歯周病の悪循環を断ち切るためには、それぞれを安定した状態にコントロール

することが大切です。

糖尿病をコントロールするためには、医師の診察を受けることだけでなく、生活習慣や

運動習慣の見直しが欠かせないことです。

歯周病も進行を抑えるためには、歯科医院でのプロフェショナルな治療と毎日丁寧なセルフケアが

必要です。糖尿病と歯周病はどちらも生活習慣病ですから、治療だけでなく早い時期からの口腔管理

と生活習慣の改善を心掛けることが大切です。

しかし、食生活を見直して栄養バランスのとれた食事をこころがけても、よく噛める歯や口腔機能が

なくては、うまく消化されません。むし歯を治療して、入れ歯をつくり、しっかりと噛めるお口の

環境作りも血糖のコントロールのために重要です。

また、喫煙については糖尿病の合併症を悪化させ、さらに歯周病も悪化させる要因になります。

糖尿病と歯周病をコントロールし、からだもお口も健康にするため、ぜひ禁煙しましょう。

糖尿病をコントロールするためには・・・

食事療法:栄養バランスの取れた食事をゆっくり良く噛む

運動療法:日常生活に運動を取り入れて、毎日続ける

薬物療法:主治医とよく相談し、自己判断をしない

歯周病をコントロールするためには・・・

セルフケア:お口の状態に適した清掃用具を使って丁寧に磨く

専門的ケア:歯科医院で歯や歯周ポケット内のケアをしてもらう

咀嚼機能の維持と改善:むし歯の治療や入れ歯の調整などをうける

1 (92).gifかかりつけ歯科医院で定期検診を受けましょう1 (92).gif

糖尿病や歯周病は、どちらも進行するまで自覚症状が出にくい病気です。

定期的に医師や歯科医師の検診を受けましょう。

糖尿病の方は、歯の痛みや歯肉からの出血がなくても歯周病になりやすいので

歯周病やむし歯のチェックを受けることをおすすめします。

食事のあとに、丁寧に歯を磨いても歯周ポケットのように歯ブラシが届きにくい

場所があります。また、磨きにくい場所に歯石がついてしまうことがあります。

定期検診と一緒に歯科医師や歯科衛生士による専門的なケアを受けることが大切です。

 

 

2018年10月23日 09:44|コメント(0)トラックバック

糖尿病と歯周病の関係

糖尿病と歯周病は・・・1 (82).gif

関係がなさそうな病気ですが、とても関係が深いことを知ってますか?

糖尿病は、生活習慣病の代表的な病気です。

血糖コントロールの悪い状態が続くと、「糖尿病網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病神経障害」

「動脈硬化」などの合併症が起こり、命を脅かすような脳梗塞や心筋梗塞などにとながる恐れがあります。

歯周病は、歯周病菌の感染による口の中の病気(歯周組織の慢性炎症)ですが、歯周病菌が全身に関わる

ことで歯周病も糖尿病の合併症の一つと言われています。

ところが、最近さまざまな研究から歯周病は糖尿病の合併症の一つということだけではなく、血糖コントロール

にも影響すると指摘されています。

糖尿病になるとからだにさまざまな変化が起こり、口の中の環境も変えてしまいます。

①口の中が渇くため、唾液による自浄作用が低下し、口の中に細菌が停滞する。

②唾液中に糖が含まれるため、歯垢(歯の表面に付着する細菌の塊)が増殖する。

③からだの免疫力が低下するため、歯周病菌に感染しやすい。

④血流障害や代謝異常が生じて組織の修復力が低下するため、歯周病が進行しやすい。

このように、糖尿病になると歯周病になりやすく、さらに歯周病になると重症化しやすい

と言われています。

歯周病が血糖コントロールを悪化させる?

近年、歯周病の進行により生産されるTNF-αという炎症性のサイトカインが血糖コントロールに

悪影響を及ぼしていると言われています。

歯周病が進行すると、歯と歯ぐきのすきまが深くなり歯周病ポケットが形成されます。

歯周ポケットのなかは、酸素がなくても増殖できる細菌(嫌気性菌)にとって居心地の良い場所です。

嫌気性菌である歯周病菌はポケット内で増殖します。そして内毒素を放出して歯周組織を破壊していきます。

この内毒素は、歯周ポケット内の歯肉面から血管内に入り込んで、TNF-αという炎症性のサイトカインの産生を

促進します。このTNF-αは、インスリン(血糖値を下げるホルモン)の働きを悪くするため、血糖値が高くなる

と言われています。

このように、歯周病が血糖コントロールを悪化させると推測され、血糖コントロールの不良は歯周病の進行に

つながり、お互いに悪化させる悪循環に陥ると考えられています。

お口の中の管理を怠らず、生活習慣の改善に努めましょう。

 

 

2018年09月03日 13:10|コメント(0)トラックバック
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